藤井聡太八冠の神の一手blog

藤井聡太八冠の神の一手を三択の次の一手問題形式で出題します。※ Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

攻めを繋ぐ一手は? vs.星野良生四段

2017年4月13日、星野良生四段戦。 星野四段はゴキゲン中飛車対策の「超速37銀」戦法の開発者で、升田幸三賞を受賞したこともある序盤巧者。 本譜も飛車先を交換させる矢倉という珍しい戦型を選択し、藤井四段の対応力が問われる展開となった。 図は84手目、2…

終盤の斬り合い vs.深浦康市九段

2017年4月9日、炎の七番勝負第五局の相手は深浦康市九段。 炎の七番勝負五戦目にして、ついにタイトル経験者のA級棋士が登場した。深浦九段の粘り強く手厚い指し回しに若き天才はどう対抗するか注目された。 戦型は相矢倉で深浦九段が森下システムを選択。後…

逆転を呼ぶ奇手 vs.小林裕士七段

2017年4月4日、小林裕士七段戦。 小林七段は早指しを得意とする、重厚な棋風のベテラン棋士。 戦型は角換わりとなったが、小林七段の鍛の入った先手角換わりに藤井四段は苦戦の展開。 図は91手目、74歩と小林七段が桂取りに歩を打った局面。なんとか喰らいつ…

悩ましい突き捨て vs.中村太地六段

2017年4月2日、炎の七番勝負第四局の相手は中村太地六段。 中村六段は斬れ味鋭い攻め将棋。本譜も後手番ながら角換わり腰掛け銀で端を省略して攻めに出る作戦を選択した。 図は42手目、中村六段が75歩と突き捨てた局面。どう対応するか悩ましいが、藤井四段…

鬼手一閃! vs.斎藤慎太郎七段

2017年3月26日、炎の七番勝負第3局は斎藤慎太郎七段戦。 1勝1敗で迎えた第3局は藤井四段にとって正念場。連敗は避けたいところだ。 斎藤慎太郎七段は藤井四段と同じく詰将棋で鍛えた終盤力が自慢の本格派居飛車党。しかし、本局では前局の永瀬六段と同じく、…

絶品の斬れ味 vs.大橋貴洸四段

2017年3月10日、大橋四段とは二度目の対局。前回は角換わりを採用し逆転を喫した大橋四段だったが、今回は三間飛車を採用。藤井四段の穴熊に対し速攻を仕掛ける展開となった。 図は72手目62歩と大橋四段が受けた局面。攻め切るのは難しく見えるが……? 難易度…

運命の出会いはゴキゲン中飛車 vs.永瀬拓矢六段

2017年3月19日、炎の七番勝負第二局の相手は永瀬拓矢六段。タイトル挑戦の経験もある若手強豪で、圧倒的勉強量に裏付けられた「負けない将棋」に定評がある。 居飛車党に転向していた永瀬六段だったが、本局はゴキゲン中飛車を選択。振り飛車らしい巧みな駒…

ポン桂戦法の是非は?vs.所司和晴七段

2017年3月16日、所司七段との一戦。所司七段は「定跡伝道師」の異名を持つ序盤研究の大家。ベテランの巧みな序盤戦術に藤井四段がどのように挑むか注目された。 戦型は藤井四段が角換わりから隙を見て45桂ハネを決行し、速攻を仕掛ける展開となった。 図は36…

受けの極意vs.増田康宏四段

2017年3月13日、日本中が注目する対局が始まろうとしていた。Abema TVで配信された「藤井聡太四段 炎の7番勝負」は、若手精鋭からレジェンドクラスのタイトル保持者まで、選りすぐりの強豪7人と藤井聡太四段が対局する前代未聞の企画だ。藤井四段の健闘も期…

逆転を掴む勝負手vs.大橋貴洸四段

2017年3月10日、大橋四段戦。大橋四段は若手の強豪で、プロ入りは藤井四段と同期。新人王戦予選での同期対決は、大橋四段が巧みな序盤戦術で局面を有利に進める。藤井四段も粘るが、大橋四段は手堅い差回しで付け入る隙を与えない。 図は117手目、大橋四段が…

独特な序盤感覚vs.有森浩三七段

2017年3月1日、有森浩三七段戦。有森七段のダイレクト向かい飛車に対して、藤井四段は天守閣美濃を採用。 図は49手目、有森七段が36歩と突いた局面。中盤の難所で、藤井四段の選択は? 難易度 ★★★☆☆ ①53角②24銀③73桂 ↓正解は下へスクロール! (function(b,c,f…

令和のバランス感覚vs.浦野真彦八段

2017年2月23日、浦野真彦八段戦。前回力戦棒銀で敗戦を喫した浦野八段は、金の力で抑え込みを図る現代では珍しい作戦を選択。内藤國雄九段がかつて得意とした作戦で、藤井四段の経験が少ない形に持ち込んだ。 図は46手目33桂と跳ねた局面。昭和の力戦に対し…

急所を突く美濃崩しvs.北浜健介八段

2017年2月23日、北浜健介八段戦。北浜八段は切れ味鋭い攻め将棋で、近年は攻める振り飛車を採用することが多い。本譜は北浜八段がゴキゲン中飛車を採用、藤井四段は超速で抑え込みを図った。 図は116手目、92玉と北浜八段が際どくかわした局面。藤井四段が放…

端攻めの受け方vs.竹内雄悟四段

2017年2月23日、竹内雄悟四段との対戦。竹内四段は若手の振り飛車党。藤井四段は居飛車穴熊を選択し、受けに回る展開となった。 図は76手目96歩と竹内四段が渾身の端攻めを放ってきた局面。藤井四段はどう受けるか? 難易度★★☆☆☆ ①85桂②88銀打③84香 ↓正解は下…

棒銀の受け方vs.浦野真彦八段

2017年2月9日、浦野真彦八段戦。浦野八段といえば詰将棋の名手で、将棋は力戦を得意としている。本譜もプロでは珍しい速攻棒銀で、最年少棋士藤井四段のお手並み拝見と言ったところか。 図は33手目、58玉と上がった局面。攻めを見せつつ一旦手を渡すのがベテ…

攻めを繋ぐテクニックvs.豊川孝弘七段

2017年1月26日、豊川孝弘七段との対局。豊川七段はオヤジギャグを交えた独特の解説で人気を博している印象が強いが、棋風は粘り強い本格的な受け将棋。藤井四段は当時まだ目新しかった角換わりの桂跳ね速攻で真っ向から攻め込んだ。 図は40手目、42飛と豊川…

鮮烈のデビュー戦!vs.加藤一二三九段戦

2016年12月24日。クリスマスイブの将棋会館では、史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段(14)のデビュー戦を現役最年長の加藤一二三九段(76)が迎え撃っていた。年齢差62歳5ヶ月は史上最高記録だ。戦型は加藤9段がかつて名人を獲得した時と同じ「将棋の純文学…