終盤の斬り合い vs.深浦康市九段
2017年4月9日、炎の七番勝負第五局の相手は深浦康市九段。
炎の七番勝負五戦目にして、ついにタイトル経験者のA級棋士が登場した。深浦九段の粘り強く手厚い指し回しに若き天才はどう対抗するか注目された。
戦型は相矢倉で深浦九段が森下システムを選択。後手の藤井四段は受けに回ってカウンターを狙う展開となった。
図は113手目、終盤の秘術を尽くした応酬の末に、深浦九段が11香成と香車を取った局面。手番が回ってきた藤井四段は、決め手を用意していた。
難易度 ★★★★★
①25歩②78龍③66金
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正解は①25歩
①25歩が金が入れば先手玉は詰みと読み切った好手。
②78龍や③66金では先手玉はまだ詰まない。
本譜は金を逃げるようでは勝ちがないと見た深浦九段が潔く首を差し出し、藤井四段が見事に即詰みに打ち取った。
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