藤井聡太八冠の神の一手blog

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運命の出会いはゴキゲン中飛車 vs.永瀬拓矢六段

 2017年3月19日、炎の七番勝負第二局の相手は永瀬拓矢六段。タイトル挑戦の経験もある若手強豪で、圧倒的勉強量に裏付けられた「負けない将棋」に定評がある。

 居飛車党に転向していた永瀬六段だったが、本局はゴキゲン中飛車を選択。振り飛車らしい巧みな駒捌きで藤井四段は苦戦の展開となった。

 図は113手目79角と藤井四段が粘りの一手を放った局面。一手空けば61龍で逆転が見えてくるが、永瀬六段は決め手を用意していた。

難易度 ★★★☆☆

①68銀成 ②88銀 ③88金

↓正解は下へスクロール!

正解は②88銀

①68銀成は同角で攻めの手がかりがなくなる。③88金は▲同玉△68銀成▲同角△同角成のときに▲78金で粘られる。

 本譜は88銀を見て藤井四段の投了となった。勝利した永瀬六段は藤井四段の最善を目指し読みを深める姿に感銘を受け、後日連絡を取り研究会を申し込んだという。この二人の運命の出会いが後の将棋界を大きく変えることとなる。

棋譜はこちらから

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