逆転を掴む勝負手vs.大橋貴洸四段
2017年3月10日、大橋四段戦。大橋四段は若手の強豪で、プロ入りは藤井四段と同期。新人王戦予選での同期対決は、大橋四段が巧みな序盤戦術で局面を有利に進める。藤井四段も粘るが、大橋四段は手堅い差回しで付け入る隙を与えない。
図は117手目、大橋四段が遂に決めに出て、桂の成り捨てから94歩で角を詰ました局面。一見大差に見えるが、藤井四段は諦めていなかった。
難易度 ★★★★☆
①66角②64香③84角
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正解は③84角!
角をタダのところに差し出すのが勝負手。同香は85桂が厳しく、銀の質駒もあって先手玉は支えきれない。①66角は同金で二の矢がない。②64香は同銀で香車が端の受け駒として使われてしまう。
本譜は大橋四段が角を取らずに鬼辛抱をしたが、逆転した藤井四段は手堅く寄せ切った。
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